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クロスデバイス自社広告・浜松駅看板「-あの瞬間も、まるっと独り占め- 360VRソリューション idoga VR」制作ヒストリー

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2005年より浜松駅にて自社の広告看板を掲げているクロスデバイスですが、今回約6年ぶりに広告内容を刷新することとなりました。今回の広告制作に携わった弊社クリエイティブチームの斎藤(アートディレクター)と久米(デザイナー)に、パワーランチ形式でのインタビューを行いましたので、その様子を報告させていただきます。皆様も浜松駅にお立ち寄りの際は、東海道新幹線(下り)のホームに掲示されておりますので是非ともご覧いただければと思います。

「ソリューションの広告という枠を飛び越えて、企業の認知や人々の生活に密接した広告に。」

― 「実際に看板が変わって数週間が経ちましたが、もう駅に見にいきましたか?」

久米「私は貼り出された当日に行きましたよ!あの大きさのサイズの看板を手がけることは普段まずないので、高まる気持ちを抑えながらお見送りの入場券切符を買って新幹線のホームに行きました。誰も見送らないんですけど…」

― 「それは素晴らしい。確かにデザイナーとしては現場が気になりますよね。実物を観た感想は?」

久米「これまで社内でチェック用に切り張りしているものを出力していただけなので、感動しました!看板の目の前でじーっとみてたんですけど、私につられて何人か立ち止まって見てくれてました。サクラ作戦成功です(笑)そのまま延々とそこに立ち止まってると不審者っぽいので、少し遠くのベンチとか、向かいのホームの正面とかから見たりしましたけど、凄く目にとまる広告ができたかなと思います。実際にそのあとも何人もの人が看板を観ていってくれて嬉しかったです。」

― 「斎藤さんは?」

斎藤「(カップそばを食べながら)あ、僕はまだ…。でもそのうち見に行くつもりです!これ、とーちゃんが作ったんだぞ!って、子供たちに自慢しようかな(笑)。自分は監修しただけですが。。」

― 「ディレクションだけでも充分じゃないですか!自分も親戚とかに会社名とか仕事内容を聞かれると結構言葉が詰まりがちなんですけど、新聞にのってたり、それこそ駅に大きな看板が出てると、『ああ、しっかりした会社で働いているんだね』って言われたことが何回かあって。普段はWEB広告をメインでやってますけど、マスの広告って大事だなってそのたびに思いますよ。」

久米「企業の認知にも一役買えれば光栄ですね!あと、そもそも浜松自体がブルーカラーというか、言葉を選ばずに言えば新しい技術とかを知らなかったり、リテラシーが低い方もまだまだ多いと思いますので、こんな楽しいこともあるんだよっていう、地元の方々へのメッセージにもなればいいなって。その思いが強いですね。」

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― 「伝えたいメッセージ的な話が出たところで最初の質問です。そもそも今回の看板リニューアルのコンセプトを教えてもらいますか?最終的な決裁者はうちの代表になると思いますが、与件というかその辺の話もお願いします。」

久米「クロスデバイスが提供しているサービスソリューション『idogaVR』をわかりやすいビジュアルで!という至ってシンプルなお題でした。まずはVRを知らない人が看板を見てかっこいい!きになる!と思えるものをイメージしようと。」

斎藤「ただ1つだけ縛りとしてあったのは、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着して、うわあ!ってなってるのはありきたりだし、そのもの自体を知らない人にはまるで何のことかわからないから、避けようというのは共通の認識としてありました。最初はプロトタイプで人のアップがあって背景にVRがあるイメージを作ったんですけど、結局これ本人には映像みえてるようには見えないし・・・という感じで臨場感がなくてすぐボツにしました。」

― 「確かに。それで1人称視点にしよう!ってなったんですかね。」

久米「はい。直感でわかりやすいように、そのままスマホで映像を観ている絵にしようってことで話がまとまりました。」

― 「では2つ目の質問です。これ自分が最初みたときに、スマホで写真とってるようにもみえなくないかなーって思ったんですが、そうみえないように工夫した部分ってありますか?」

久米「くると思いましたその質問(笑)これ実は全然違うシーンを合成していて、スタジアムと選手とあと下のほうにうっすら海っていうかリゾート地の写真が合成してあるんです。」

― 「え?海?」

久米「はい。」

― 「ほんとだ!よく見たら海ですねこれ・・・あー納得しました!あれだ、バカンスでプールサイドでサングラスかけて日光浴してて、リラックスしながらスマホでサッカー観戦してるみたいな。」

斎藤「そうですそうです。休暇中に、全然違う場所で。っていう。」

― 「ちなみにこれ、サッカー案で行こう!ってなったのはどういう経緯だったんでしょうか。」

斎藤「もともとは社内コンペで、色んな案をみんなに出してもらったんですが、最終的に残ったのが音楽のライブと、アスリートが走ってる絵と、サッカーの案の3つで。途中まで並走してて、最初の2案はちょっと企業広告っていうよりCS放送の広告っぽくなっちゃってたんでボツになって。で、決まったゴールキーパー案のはレイヤー化されて合成してるってのもありましたけど、サッカーが題材だけど『いつもと違う感じを、身近なツールであるスマホを使って楽しめる!』っていうイキフン(雰囲気)は伝わるかなーと。」

― 「なるほど。では3つ目の質問。作るときに大変だったこととか 工夫したところが何かあれば。」

久米「デザイナーとしては、スマホを持つ人の手の角度はかなり気をつかいましたね。角度によっては背景の抜け感が全然違うので、手が存在感がありすぎず、でも薄すぎずっていう塩梅がかなり難しかったです。カメラマンさんに何枚も撮影してもらった写真を使って試行錯誤を繰り返しました。」

斎藤「アートディレクターの自分としては、やはり構図のところですかね。そもそもキーパー案だけじゃなくて、シュートを打ってゴールを決めるシーンを使ったものもあったんですけど、これはもうかなり直感的でしたがどうもしっくりハマらなくて、最終的にキーパー案に落ち着きました。そこも感覚というかイキフンで決まった感じでしたけど、結果的には良かったと思ってます。」

― 「自分はサッカーが好きなんですが、サッカーでビッグセーブが出た瞬間って、選手もサポーターも一気に士気があがって、劣勢な状態から一気に形勢が逆転する!っていうシチュエーションが多いので、広告としても通だなって凄く思いました。ここから巻き返すぞ!っていうのは、企業広告としてもすごくメッセージ性があるなーって。深いなあと」

斎藤「そ、それはもちろん織り込み済みですよ(笑)」

久米「それはキャッチコピーの『あの瞬間も、まるっと独り占め』にもつながるところですね。現場にいても、遠隔で配信で観てても、その場の臨場感を共有できるよ!っていうのは伝わるかなと。」

― 「Jリーグも来年からCS放送メインじゃなくて、配信でのスマホ観戦をメインにしていくみたいなので、スマートフォンでスポーツ観戦っていうのは主流になっていくでしょうから、『これがスタンダードになっていくよ!』っていう強烈なメッセージも含んでますね。先取りしてますねー。」

斎藤「いやもう全部計算済みですよ(笑)ハハハ」

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― 「では最後に、この看板広告を通してみなさんに伝えたい事等あれば。ここまでで重複してしまう部分もあるかもしれませんが、改めて。」

久米「もともとはコアターゲットが新幹線を利用するビジネスマン、もしくは20~30代くらいのクリエイティブな人たちに向けたものでもあったんですが、地元の方々へのメッセージでもあるかなと今回のインタビューを受けて思いました。日々技術は進歩していて、そういう最新のものを使ったソリューションを地元の企業が展開していて、それがクロスデバイスで。っていう認知をしてくれればなと思います。」

斎藤「自分も久米に同じく。地元のみなさんに楽しいことがあるよ!今よりもっと人生がカラフルになるよ!っていうことは今後も伝えていきたいですね。あとは『何か楽しそうなことをやってる会社だな』と思って、門戸を叩いてくれる若人が出てきてくれたら本望ですね。僕らと一緒に働きたい方、いつでも募集中です!!」

― 「ですね(笑)みんなで今後もよいものを作っていきましょう。今回はお昼休みの時間を割いていただいてありがとうございました!」

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なんと!たまたま看板広告をご覧になられたハコスコの藤井先生にもリアクションしていただきました!嬉しいです!